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高級食材が

10月17日、今日の京都市左京区は雨のち曇り。寒い朝でした。

スーパーでカゴいっぱいに缶詰を入れている人を見かけました。

非常食でしょうか?缶詰パーティなのでしょうか???

缶詰は、ここ数年種類が一気に増え、売り上げが伸びています。
保存食としてだけでなく、おつまみやおかずとするために買う人が増えているそうです。

安い缶詰も多いですが、フォアグラやカニイクラやアワビなど、
中には1缶数千円~1万円もするようなものもあり、
変わり種としては、ケーキの缶詰や出し巻き卵の缶詰、たこ焼きの缶詰などもあります。
私は初めて見たのですが、メロンの缶詰というのもあります。
赤肉系のメロンのシロップ漬けなのですが、レビューを見る限りでは、ぐにゃぐにゃしてて美味しくなさそうです。

そもそも缶詰は「長期間の保存」や「手に入らないものをいつでも食べられるようにするため」に製造されていますが、
そのためには「加熱処理をして殺菌」をする必要があります。

パイナップルなどの「酸が多いモノ」は、100℃以下の温度で、
しかも短い時間で殺菌することができるので、味や香りもよく残るそうですが、

「酸の少ないモノ」を殺菌するためには、100℃以上の温度で時間をかけてやらなければならないので、
モノによっては、ぐにゃぐにゃになったり、味が全然変わってしまったりするそうです。

中国や東南アジアには、イチゴやバナナ、スイカの缶詰があるようですが、
イチゴはイチゴジャムのような味わいで食べられるものの、
バナナは果肉の色が生とは異なり、味や食感も生鮮バナナとは程遠いもののようです。
またスイカはみずみずしさが失われ、こちらも生のスイカとはだいぶ違うものになっているようです。


今の子たちは知らないかも、ですが、
アメリカ生まれのキャラクター「ポパイ」は、ホウレン草の缶詰を食べるとパワーアップし、
悪者をあっという間にやっつける、というアニメでした。

「冷凍のホウレン草」は見かけますが、ホウレン草の缶詰も、日本では見かけません。
でも、アメリカには、ちゃんとありました。

ただ、何十分も煮たようなぐにゃぐにゃのシロモノで、そのまま食べるのは不味そうです。

実はポパイというキャラクターは、
全米ベジタリアン協会という組織の「宣伝キャラ」だったそうですよ。

菜食主義を全米に広めるために、
会員の実業家たちが資金を出し合って、多くの漫画家やイラストレーターに作品を試作させ、
その結果生まれたのがあのポパイなのだそうです。

なのに残念ながら缶詰の人気はいまひとつで、売上増にはなりませんでした。

その原因は、同じ時期に登場したブロッコリーの人気に押されたからなのだとか。

 

 


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