10月28日、今日の京都市左京区は晴れ。雲が綺麗で冷たい風が心地いい爽やかな1日でした。
先日、リニューアルされた琵琶湖博物館に行ってきました。
1期2期3期と3度に分けた、足掛かり6年のリニューアルだったのですが、
めちゃくちゃクォリティーが高い!
コンセプトは「びわ湖の全てを感じるミュージアム」なのだそうですが、まさにそのとおりで、
「400万年という歴史を持つ琵琶湖」や「そこに住む人と生き物との関わり」など、
学びながら楽しめる場所でした♪
昼から行ったので、1日では回りきれず。次回の楽しみとしてとっておくことにします。
琵琶湖といえば「ビワコオオナマズ」。
もちろん琵琶湖博物館にもいるのですが、
「日本三大怪魚」の1つで、北海道の「イトウ」、高知県や宮崎県の「アカメ」と並び、
怪魚ハンターと呼ばれる釣り人達の憧れの的だそうです。
「ナマズ」って変わった名前だなぁー、と思ったのですが、
「ナマ」が「滑らかな」、「ズ」が「頭」を意味しており、
「ナマズ」は「皮膚がすべすべしている大きな頭の魚」という意味だそうです。
実は、ナマズは、そのすべすべした全身に「味蕾」(味を感じる器官で、人間は舌にある)を身体中に持っているのだそうです。
それもその数20万個!
人間の舌にある味蕾が約5000~1万個なので、ナマズは「全身で味を感じている」ということになります。
しかしこれは、「鋭い味覚」というより、「レーダー代わり」ということになるそうです。
ナマズは夜行性であるため、あまり目を頼りにできません。
そこで全身の味蕾を使って「味」を頼りに獲物を探すのです。
エサとなる小魚や昆虫や爬虫類の出す匂いを探知して大まかな方向を割り出し、
更に全身の味蕾に味が届く時間差(例えば、頭付近で先に感じてから、
後から尾びれ付近で感じるとすれば、頭の方角に獲物がいると分かります!)で獲物までの距離も割り出すのです。
つまり、ナマズの味蕾は「高性能レーダー」なのです。
ビワコオオナマズ然り、
ナマズは成長すると体長60~70cmとなり、日本の淡水における食物連鎖の頂点に君臨しています。
そんな巨大肉食魚のエサを探す手段となっている全身の味蕾。
「味蕾レーダー」がいかに高性能かわかりますね!
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