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在来種と外来種


10月29日、今日の京都市左京区は晴れ。

今年は、秋晴れの日が多くて気持ちいいです。ずっとこんなお天気が続くといいのに・・・
なんて思います。

京阪出町柳駅のすぐ近くの歩道脇で、
穂の色が赤っぽく艶のあるススキが生えているのを見かけました。
穂が開く前のススキは、よく見る雑草とはひと味違い、趣があります。

昔は空き地や原っぱが多かったのか、そこここで目にしたススキ。
改めて車で街を走らせながらなんとなく探してみたものの、
空き地に生えているのは黄色い花をつけたセイタカアワダチソウばかり。
それもビッシリと生えています。

ひと目見て、すごい生命力だ、とわかるのですが、
どうやら、この北アメリカ原産植物の生命力のせいで、ススキが減ってきているそうです。

セイタカアワダチソウの根には植物の発芽・成長を阻害する物質が含まれていて、
それを分泌することによって周囲の植物を攻撃するだけでなく、
土の中にいるモグラやミミズなど、土地を豊かにしてくれる動物や昆虫までも
駆逐してしまうのだそうです。

日本古来の草花たちは、みんなこれにヤラレて、生えなくなってしまったのです。

しかし、セイタカアワダチソウは土地の栄養を吸い尽くし、毒をまき散らしたものだから、
今度は自分自身まで被害を被るようになり、自滅しはじめます。

すると、それまでじっと耐えていた日本古来のススキが、
野原でふたたび勢いを取り戻し始めるのです。

ススキは、セイタカアワダチソウが枯らした土地にふたたび栄養素を与え、
毒素を消化し分解します。
ススキの繁殖のおかげで、土地はふたたび栄養を取り戻し、
モグラやミミズもかえってきます。

何年もかかり、やっともとの野山に戻るのだとか・・・。

と、このような目線だけで書けば、頑張れ日本!!なんて応援したくなるのですが、

大人しそうに見えるススキも、実は全然負けていないのです。

ススキは、地下部のうちの地表に近い部分が大きくなり、
近くに生えている植物の根を挟み込んだり、他の植物の上に乗り上げたりするらしく、
他の植物をノックアウトするくらいの品種なのだそうです。

だから・・・

実は、日本で猛威をふるったセイタカアワダチソウのように、

ススキも、北アメリカで侵略的外来種として猛威をふるっているそうなのです。

あちらではススキが外来種、ですからね。( ̄▽ ̄)


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