先日、次女がラインで「ムッチャ読みたい」という言葉とともに送ってきた
「文豪たちの悪口本」の広告画像。
本の帯に書かれた 「先生方!!お口は少々悪いようですね」という言葉と、
表紙の文豪たちのモノクロ写真。
共に書かれた罵り言葉の中でも一際目を惹いたのが、
太宰治の「刺す」のひと言。
2文字ながら、パワーワード。
これは買わなくっちゃ。(*・ω・)ノ
「辛いことがあるたびに、太宰治の『人間失格』の本を読むんです。
世の中には自分より不幸な人がいるんだと知ると、
安心するんです…ふふふふ…(¬_¬)』
と、あの何でもかんでも楽しかったバブル期真っ盛りに言い放った
OL時代の後輩の女の子のことを思い出しながら、Amazonへ直行。
期待して開いた本は、
名言集のようなパッパッと読める悪口集ではなかったけれど、
読み進めるとだんだん文豪たちの人となりが分かってくる。
選考委員の川端康成の余計なひと言で芥川賞を逃した太宰治。
悲しみと憤りの中、文藝春秋に送りつけられた抗議文は、
時系列に丁寧に説明されているけれど、
ただの「わかってちゃん」だとしか思えない文章。笑
文学少女じゃなかった私が読んできた名作は少ない。
文豪たちの人となりが、少し解った今こそ名作を読む時期なのかも。
歳をとってから読むのも、結果良かったのかも。
まずは人間失格。
ポチっ。
Amazonでポチる楽しみが増えた。
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