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「文豪たちの悪口本」

7月3日、今日の京都市左京区は曇り時々雨。

先日、次女がラインで「ムッチャ読みたい」という言葉とともに送ってきた
「文豪たちの悪口本」の広告画像。

本の帯に書かれた 「先生方!!お口は少々悪いようですね」という言葉と、
表紙の文豪たちのモノクロ写真。

共に書かれた罵り言葉の中でも一際目を惹いたのが、
太宰治の「刺す」のひと言。

2文字ながら、パワーワード

これは買わなくっちゃ。(*・ω・)ノ


「辛いことがあるたびに、太宰治の『人間失格』の本を読むんです。
世の中には自分より不幸な人がいるんだと知ると、
安心するんです…ふふふふ…(¬_¬)』

と、あの何でもかんでも楽しかったバブル期真っ盛りに言い放った
OL時代の後輩の女の子のことを思い出しながら、Amazonへ直行。

期待して開いた本は、
名言集のようなパッパッと読める悪口集ではなかったけれど、
読み進めるとだんだん文豪たちの人となりが分かってくる。

選考委員の川端康成の余計なひと言で芥川賞を逃した太宰治
悲しみと憤りの中、文藝春秋に送りつけられた抗議文は、
時系列に丁寧に説明されているけれど、
ただの「わかってちゃん」だとしか思えない文章。笑


文学少女じゃなかった私が読んできた名作は少ない。

文豪たちの人となりが、少し解った今こそ名作を読む時期なのかも。

歳をとってから読むのも、結果良かったのかも。

まずは人間失格

ポチっ。

Amazonでポチる楽しみが増えた。


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