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立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

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6月6日、今日の京都市左京区は晴れ。
朝は少し肌寒く感じましたが、日中の陽射しはとても暑かったです。

先日いただいた芍薬の花が青伸ホームの玄関で花開き、ほんのり甘い香りを漂わせています。

毎年持ってきてくださる、お庭の芍薬。この季節の楽しみになっています。

芍薬といえば、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえた
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」が有名です。

芍薬はすらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせるので立って見るのが一番美しく、
牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけるので座って見るのが一番美しく、
百合は風を受けて揺れるさまが美しいので歩きながら見るのが一番美しい
とする説と

芍薬はまるで美しい女性が立っている姿のよう、
牡丹は美しい女性が座っているよう、
百合は美しい女性が歩く姿のようだ
とする説が有名ですが、

実は、この言葉は、
もともとは漢方藥の生薬の用い方を表現した言葉だったのです。

「立てば」は
気のたっている女性に対して、芍薬の根を用いて気を沈めたり、血液循環を促したり、痛みを和らげること。

「座れば」は
座ってばかりで血流が滞った人に対して、牡丹の根の皮の部分を用いて血液の流れを改善すること。

「歩く姿」は
百合の花が風で揺られるようにフラフラと歩く心身症の人に対して、百合の根を用いて不安や不眠、動悸を改善すること。

これらの生薬を用いれば女性は美しく、健康になれることから転じたようです。

要は、「イライラする時は芍薬を、血流が悪い時は牡丹を、情緒不安定な時は百合を飲むと良い」ようで、

美しい女性の比喩とは全く違い、生薬の効能のことだったのです。


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ホタル

6月1日、今日の京都市左京区は晴れ。
暑い一日でした。

5日前の雨の後から、下鴨の疏水沿いではホタルがよく飛ぶようになりました。
ぽわぁ〜・ぽわぁ〜と光りながら飛んでいるホタル。

関西や四国のゲンジボタルの明滅の間隔が2秒に1回なのに対して、
東日本では4秒だというのは有名な話ですが、
その中間にある山梨県付近では3秒ほどで、
長崎県のまだ西にある五島列島ゲンジボタルの明滅は1秒間隔だということは知りませんでした。

明滅間隔の差は、気温や個体密度が高いほど短くなるといわれていますが、
遺伝子の違いもあり、まだまだ解明し尽くされていないそうです。

ホタルは、なぜ光るのかという疑問にも、
オスとメスの出会いのためだと考えられてきましたが、
その必要がないはずの産卵を終えたメス、さらにはサナギや幼虫、卵までもが光を発します。

どうやら求愛のためだけではなさそうです。

発光するしくみは化学反応によるもので、
体内の『ルシフェリン』という物質が『酸素』と結びついて光を出し、
『ルシフェラーゼ』というタンパク質がその反応を手助けしています。

それらの物質が、成虫では、尻の部分に黄色く見える「発光器」の中に存在するのですが、

最近の研究で、ホタルのサナギは尻だけでなく頭も光り、
幼虫や卵もそれぞれ違ったしくみによって発光することが発見されました。

一説によると、『ルシフェリン』と『ルシフェラーゼ』による化学反応は、
ホタルにとっては『毒』として作用する体内の『酸素』を失わせる目的で、
発光はその“おまけ”であり、
光にはとくに役割はないとする見方もあります。

まだまだ謎だらけの蛍ですが、

光らなかったら、梅雨時期に増えるちょっと大きめのツヤッとした虫、
として、虫が苦手な人からは敬遠されていたかもしれませんね。

 


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ちょっとあやしい。

5月22日、今日の京都市左京区は晴れ時々曇り一時雨。
一時的に雨は降ったけれど、やっと晴れて、久しぶりに孫のベビーカーお散歩に同行できました♪

先日、京都の山間に引っ越した人が、その集落の人から、マムシについてこんな話を聞いたそうです。

マムシは卵を産まない。それに口から子どもを産むから、
妊娠しているメスは出産時に生まれてくる子を牙で傷つけないようにするために牙を落とさないといけないから、
出産時である晩夏のマムシはよく咬む」


Σ(゚Д゚)


え?なにそれ?ほんと???

( ̄▽ ̄)ちょっとあやしい。

 

てことで調べてみると、

マムシは爬虫類なのに、卵で産む「卵生」ではなく、卵を胎内で孵化させてから出産する「卵胎生」でした。
知りませんでした。

哺乳類も卵を胎内で孵化させてから出産しているので「胎生」になるのですが、
両者の違いは母体が子に栄養を与えて育てるか否かです。
胎盤を通じて子に栄養を与えて育てることができる「胎生」と違い、
卵胎生」は孵化するまで卵を体の中に入れたままにしているだけで、少し珍しい繁殖形態なのだそうです。

卵胎生」になると、殻だけでしか守れない卵で産むよりも生存率は飛躍的に上がるそうですが、
「母体」が襲われて食べられてしまうと意味がないので、「卵胎生」を採用している生物は数少ないです。

卵胎生として有名なのは、マムシコブラなどの毒蛇、サメ・サソリ・エイなどの一部で、
どれも簡単に襲われてやられるような動物ではありません。
この強さがあるからこそ胎内の卵を守れるのですね。

で、「マムシは口から産む…」って話に関しては、やっぱりウソで、
まことしやかに語り継がれている有名な迷信だそうです。

他のヘビや爬虫類と同様にマムシも「総排泄孔」から出産します。
「総排泄孔」は尻尾の付け根の部分にある器官で、そこから排泄物の排出と子どもを産みます。
すなわちお尻の穴から子どもを産みます。

マムシは夏の終わりに交尾をし、出産は翌年の晩夏から秋にかけて行われます。

マムシは、春から夏にかけてはほぼ夜行性で、昼間には日光浴に出てくるくらいで餌探しは夜に行われます。

しかし夏になると、妊娠中のメスが胎児の成長のために、
盛んに日光浴を行ってカルシウムの合成を行ったり、昼夜の区別なく餌を探して栄養を蓄えて出産に備えるために、
日中に人間と接触する機会が多くなり、自然と咬傷事故などが起きやすくなるのです。


牙は落としません!
口からも産みません!

てことで、くだんの説は、迷信でした!!


でも、晩夏にはよく噛むので要注意です!


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