よし、京都に行こう!

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ちょっとあやしい。

5月22日、今日の京都市左京区は晴れ時々曇り一時雨。
一時的に雨は降ったけれど、やっと晴れて、久しぶりに孫のベビーカーお散歩に同行できました♪

先日、京都の山間に引っ越した人が、その集落の人から、マムシについてこんな話を聞いたそうです。

マムシは卵を産まない。それに口から子どもを産むから、
妊娠しているメスは出産時に生まれてくる子を牙で傷つけないようにするために牙を落とさないといけないから、
出産時である晩夏のマムシはよく咬む」


Σ(゚Д゚)


え?なにそれ?ほんと???

( ̄▽ ̄)ちょっとあやしい。

 

てことで調べてみると、

マムシは爬虫類なのに、卵で産む「卵生」ではなく、卵を胎内で孵化させてから出産する「卵胎生」でした。
知りませんでした。

哺乳類も卵を胎内で孵化させてから出産しているので「胎生」になるのですが、
両者の違いは母体が子に栄養を与えて育てるか否かです。
胎盤を通じて子に栄養を与えて育てることができる「胎生」と違い、
卵胎生」は孵化するまで卵を体の中に入れたままにしているだけで、少し珍しい繁殖形態なのだそうです。

卵胎生」になると、殻だけでしか守れない卵で産むよりも生存率は飛躍的に上がるそうですが、
「母体」が襲われて食べられてしまうと意味がないので、「卵胎生」を採用している生物は数少ないです。

卵胎生として有名なのは、マムシコブラなどの毒蛇、サメ・サソリ・エイなどの一部で、
どれも簡単に襲われてやられるような動物ではありません。
この強さがあるからこそ胎内の卵を守れるのですね。

で、「マムシは口から産む…」って話に関しては、やっぱりウソで、
まことしやかに語り継がれている有名な迷信だそうです。

他のヘビや爬虫類と同様にマムシも「総排泄孔」から出産します。
「総排泄孔」は尻尾の付け根の部分にある器官で、そこから排泄物の排出と子どもを産みます。
すなわちお尻の穴から子どもを産みます。

マムシは夏の終わりに交尾をし、出産は翌年の晩夏から秋にかけて行われます。

マムシは、春から夏にかけてはほぼ夜行性で、昼間には日光浴に出てくるくらいで餌探しは夜に行われます。

しかし夏になると、妊娠中のメスが胎児の成長のために、
盛んに日光浴を行ってカルシウムの合成を行ったり、昼夜の区別なく餌を探して栄養を蓄えて出産に備えるために、
日中に人間と接触する機会が多くなり、自然と咬傷事故などが起きやすくなるのです。


牙は落としません!
口からも産みません!

てことで、くだんの説は、迷信でした!!


でも、晩夏にはよく噛むので要注意です!


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