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母の日!お母さんは大忙し!|左京区

5月14日、今日の京都市左京区は晴れ。

とてもいいお天気でした♪


今日は母の日。

おかあさまとのお食事会でしょうか?

お隣の『かごの屋』さんの駐車場から、
おばあちゃんやお孫さんたちの賑やかな声が聞こえてきます。

 


今日も北大路通りのツバメのヒナたちは、元気にピーピーと鳴いていました。

先日見たときよりも、首がしっかりとして、目もぱっちり開いていました。

ツバメのお母さんは、大忙しの子育て真っ最中。
母の日だなんて、言ってられない様子です。

 


子供の頃の疑問は

「なぜツバメは南の国に帰るか?」

「どうしてわざわざ春に日本にやってくるんだろ?」でした。

移動には、死の危険も伴うので、
あたたかい南の国での〜んびりとしていたらいいのに、と。

 


あるとき見ていた動物番組で、
ヌーが大陸やワニがいる危険な川を大移動していました。

理由は「エサを求めて」でした。

木の葉を食べるキリンと違い、草を食べるヌーやシマウマは、
雨季に生えた草が乾季にどんどん枯れていくので、
すこしでも青い草が生えている方へと移動するのだそうです。

 


ヌーの件には納得だったけど、
南の国なのにツバメのエサがなくなるの?

なぜ春になるとツバメが来るの?

 


その答えは、

 


「豊かな土壌を持つ地域では、春になると大量の虫が発生するから」でした。

 


日本のような寒い地域では微生物の活動が活発ではないので、
秋に散った落ち葉はなかなか分解されません。

分解されずに地表に積もった有機物は、肥沃な土壌を形成します。

そして冬の間は有機物はますます分解されず保存され、
長い冬が終わり春がやってくると
冬の間保存されていた地表の有機物は豊かな栄養源となり、大量の虫を発生させます。

 

 
一方、ツバメの居る暑い環境では、
落ち葉はあっという間に微生物によって分解されてしまいます。
土になる前に全て分解されてしまうのです。
 

 

なんと、ツバメは、
その繁殖のためにエサとなる虫を求めて、北へとやってきていたのです。


そして、気温が下がり虫が少なくなってくると、
また、より虫の多い南へと移動するのだそうです。

 


「エサを求めて」すなわち生きるため、

種の保存、繁殖のために、

ツバメは遠い距離を飛んで、春になるとはるばる日本までやってきていたのですね。

 

 


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王子とツバメの物語|『幸福の王子』

 


5月13日、今日の京都市左京区は曇り。

ずーっと曇っていたので、時間の感覚があんまりなくって、
その上ずーっと室内にいたので、あれよあれよというまに時間が過ぎ去り、
あっというまに1日が終わってしまいました。

 


今日は外に出なかったから見てないけど、昨日のツバメのヒナたちは少し大きくなったかな?

1日じゃ、そんなに変わらないかな?

 


私の場合、
「ツバメって渡り鳥なんだよなぁー」と思うのは、
普段見かけないツバメを見るようになるからではなく、

子供の頃に読んだ「幸福の王子」の絵本の絵が印象的だったからです。

 


『むかしフランスのある地方に「幸福な王子」と呼ばれる美しい王子がいました 。

ところが突然王子は亡くなってしまい、 国民は王子の銅像を町にたてました。

ある日エジプトへ渡る途中にやってきたツバメに、王子は一晩だけ手伝いを頼みました。

王子の頼みで、剣についていたルビーを貧しいお針子に・・・
そして病気の息子を 翼であおいであげました。

次に王子の眼の宝石を抜いて・・
一つは貧乏な作曲家へ

「サファイヤだ!これで食べ物が買えるぞ」

もう一つは、こごえるマッチ売りの少女へ

「これでお父さんにぶたれずにすむわ」

秋が深まってもツバメは王子といっしょでした。

そして両目を失ってしまった王子にツバメは・・

一晩中肩に止まり、エジプトのスフィンクスの周りを7周もしたとか

ピラミッドのベッドの話などいろいろな国の話をしつづけました 。

「まだまだ飢えた子どもがたくさんいる。こんどは私の金箔をはがして配りなさい」

そしてとうとううす汚れた灰色の王子に
なってしまいました。

冬が訪れ雪が降り出しました。

ツバメは王子に別れを告げると足元に 落ちて死んでしまい、
その時王子の心臓もはじけてしまいました。

一夜明けるとクリスマス!

子どもたちは元気になりました。

「こんな汚いものはとっとととりのぞけ!」

大臣は代わりに自分の銅像
作らせることにしました。

王子の鉛の心臓はツバメとともに
ごみ捨て場に捨てられました。

『あの町でもっとも尊いものを
2つ持ってきなさい』
と神様に言われた天使たちは、
ごみ捨て場から”鉛の心臓”と
”ツバメの死骸”を持ち天に向かいました。

ふたりは天国で「永遠の命」をさずかり
天国の門を守りながら幸福に暮らしました 。』

 


ボロボロになった王子の銅像と、
その足元に横たわる衰弱したツバメの絵が幼い私の胸をえぐりました。

 


当時は、ただかわいそうとかやさしいとか思っていたと思うのですが、

今読み返してみると、色々なことを考えさせられる、とても切ないお話です。

 

 


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ツバメのヒナ|左京区


※更新遅れてしまい申し訳ございません。5月12日のブログの内容です。


5月12日、今日の京都市左京区は曇り。

テレビで夏日になると言ってたような気がしたのですが、
聞いたのは関西地方の天気予報ではなかったのですね。

 


今日、北大路通りの歩道を歩いていた時、1メートルも離れないところ、
目の高さを、黒い影が横切っていきました。

 


えっ?

 


はやすぎて何が横切り飛んで行ったのか確認できなかったのですが

 


もしや・・・

 


3歩ほど進み、青いテントの軒下を覗いてみると、

思ったとおり、いました!

 

ヒナです。

ツバメのヒナです。

東向きに2羽、西向きに2羽、泥や藁で固められた小さな巣から顔が出ています。


タマゴからかえって、まだそんなに時間がたってないのではないでしょうか?

ネズミ色のもふもふの産毛で、目もまだしょぼしょぼしていて弱々しくみえるのに、
せわしなくエサを欲しがる大きなクチをピーピーと突き出しています。

 


去年も有ったここの巣には、
一緒に巣立つことが出来なかった一羽のヒナが、いつ息絶えたのか、
ずーっとずーっと巣のヘリに頭を載せたまま、朽ちることもなくいました。

 


あのツバメのヒナは、どうなったんだろう?

ツバメはフンも巣の外に出すので、思わず地面を見ましたが、
たくさんの白いフンがあるだけでした。

 

 

今度の子達は、全員元気に巣立ってくれることを願うばかりです。

 

 

 

 

 

 


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