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三色団子

2月13日、今日の京都市左京区は曇り時々晴れ。
昨日から急に暖かくなりました。

三色団子をもらいました。🍡
年中食べられるピンク・白・緑色の三色団子ですが、
淡い色合いからか、「花見団子」の別名もあるからか、
この時期に食べると「春到来!」という感じがします。

それもそのはず、
ピンクは桜や春を、白は3月3日の桃の節句に飲む白酒を、緑は、芽吹く緑やよもぎを表しているとのこと。

日本書紀を見てみると、812(弘仁3)年、嵯峨天皇の時代にはすでにお花見が行われていたと記されています。
しかしこの時代のお花見とは、一部の貴族たちが和歌を詠み合い、雅楽や舞などの風流を楽しむ遊びだったようです。

現代のような飲食宴会付きのお花見になったきっかけを作ったのは、なんと、豊臣秀吉だったとか!

なんでも、1598(慶長3)年に秀吉の命で開催された『醍醐の花見』は盛大で、
醍醐寺には正室や側室、嫡子、配下の武将やその一族など1300人が招待され、
このために桜の木を700本も移植し、
参加する女性陣には2回以上のお色直しが命じられるほど、豪華できらびやかだったと記録されています。

派手好きな秀吉らしいお花見ですね。笑

振る舞われた食事も勿論豪華で、各地の銘酒や、見た目も美しく珍しいものがとり揃えられたそうです。
 
その時のお茶菓子として振る舞われたのが三色団子でした。

この時代の一般的な団子は白一色で、甘くなく醤油などをつけて食べていたので、
団子好きだった秀吉が考案させた、このほのかに甘い三色団子は見た目も可愛く美味しかったことでしょう。

このお花見から、宴会に三色団子という風習が全国的に広まり、江戸時代になると庶民の間でも流行するようになりました。

この頃に出来た諺が「花より団子」です。

歴史的背景を考えると、納得できる諺ですね。

ちなみに団子の並び色順、自信を持って答えられますか?

上からピンク・白・緑色となっていますが、実はこの順番にも意味があるそうで、

ピンクは「桜の花のつぼみ」
白は「満開の桜の花」
緑は「花が散ったあとの葉桜」と、桜の移ろいゆく様を表現しているとか。風流ですね。

これでもう間違えませんね。笑


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