葵祭とその起源|左京区
今日は京都の三大祭の1つの葵祭でした。
葵祭の起源は、
まだ都が平安京にうつされる200年以上も前の567年のこと。
国内では風雨がなかなか収まらず、五穀が実らず、
飢饉や疫病に見まわれ、民は苦しみました。
朝廷でその原因を占ったところ、山城の国にいらっしゃる賀茂の神の怒りと分かり、
4月吉日に天皇が勅使を遣わして、馬に鈴をつけ、人に猪の頭を被せて走らせ、
祭りを行い、神をなだめたところ、ようやく風も雨も治まりました。
それ以来この祭りを行ったのが賀茂祭(葵祭)の起源であると伝えられています。
加茂祭(葵祭)は、819年には国家的行事になり、
平安時代には隆盛を極め、『源氏物語』など数々の文学作品にも登場します。
しかし室町時代中期頃から次第に衰退し、応仁の乱以降長い間中断しました。
その後中断と復興を繰り返し、現在のようなお祭りになったといいます。
歩く王朝絵巻とも言われるこの行列は、
総長約1㎞と、とても長いです。
その行列が、
京都御所を午前10時半に出発し下鴨神社に着くのは午前11時40分。
下鴨神社で儀式を執り行った後、午後2時20分に出発、午後3時30分に上賀茂神社に到着します。
移動距離約8㎞(実測7.5㎞)を2時間20分かけて歩くというわけです。
計算してみると分速約54mとなりました。
不動産の徒歩表示は、分速80mが基準となっているので、
かなりゆ〜っくりの〜んびりと歩いていることになりますね。
例えば、河原町今出川の交差点は、約30分かけて行列は通過します。
その間、ずーっと交通規制されているのですが、
ずーっと道路が封鎖されるわけではなく、何度か行列が信号待ちをし、
人や車が交差点を横切っていきます。
なんとも可笑しい光景です。
これこそ現在の京都ではあるものの、
京都らしい風情を求める方は、
御所か下鴨神社か上賀茂神社で見物するといいですね!
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