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街道沿いの樹木~鴨川の歴史~|左京区


10月20日、今日の京都市左京区は晴れ。
暖かい日が続きます。
とは言っても、夏と違い、夕方から急に冷え込んできます。

加茂街道をアーチ状に覆っている木々の中に少し赤やオレンジ色が混じりだしてきました。
緑色の葉も、少し色褪せてきました。

鴨川(賀茂川)西岸、加茂街道を覆っている高木は、
エノキやケヤキやムク、アキニレなどニレ科植物のようです。
よく育っています。

実はこのニレ科の高木は、川の氾濫と深い関係があるんですよ。

鴨川(賀茂川)は、当時なにごとも思い通りにブイブイいわせていた白河法皇
「賀茂河の水、双六の賽、山法師(比叡山延暦寺の僧兵)、
是ぞわが心にかなわぬもの」と言わしめたぐらい氾濫を繰り返す暴れ川でした。

川が氾濫すると、そこに生えていた植物は洗い流されてしまいます。
そこに、湿潤で肥沃な土地を好むニレ科植物のタネが風に飛ばされてきて、
めきめきと大好きな太陽に向かって育つことが多いようです。

ですから、加茂街道のニレ科の高木は、自然に育成した可能性が高いようです。

エノキやケヤキは、昔の絵図などでも、街道の目印にされることが多かったので、
加茂街道のエノキやケヤキは昔の人が植えた可能性が高いとのことです。

いつも何気なく見ている街道沿いの樹木が、実は鴨川の歴史を体現しているんですね。

昔があって今がある。
感慨深いものがあります。

そんな加茂街道の美しい紅葉のアーチが見れるのも、そう遠くない日かもしれません♪

 


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