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意外な一面

4月25日、今日の京都市左京区は曇り時々雨。

右折レーンに古いスポーツカーを見かけました。
走り屋の人たちが好きな車だから、わざわざ買って乗っているんだろうなぁ、
と、何気なく見ながら直進すると、

乗っていたのはおじいちゃん。

もしかしてただの古い車?ʕʘ‿ʘʔ

そんなことを考えながら車を走らせていると、左手に二条城が。
松の木の多いお城です。

松の木は、冬の寒い季節でも葉を茂らせることから
「繁栄」を象徴する植物だと言われているので、
家康も徳川家の繁栄を祈ってここに松を植えた、ということなのですが、

どこのお城にも松が多い。

「松竹梅」って言葉があるくらいだから、
松はお城に植えたいほど「めでたい木」なワケだけど、

実は、お城に松の木が多いのには理由があったのです。

松は昔、美観、風致というより、栄養食、非常食として利用されていました。

松葉は殺菌力があることでも知られていますが、
とくに葉緑素やビタミン、ミネラルも含まれていて、
食べるほうに重きがおかれていました。

松の荒い皮を取り除き、白い部分の生皮を臼でついて水に浸し、密閉。
苦みや臭みが抜けると、その汁を皮でこし、
干してできた粉を麦の粉などに混ぜて餅をつくりました。

松の葉や皮は凶作のときの飢饉対策の食べ物で、
江戸時代の農民を苦しめた享保天明天保の3大飢饉のときには、
街道の松並木が丸裸にされたほどだといいます。

戦国時代、相手の兵糧攻め戦法にも役立ちました。

非常事態用に蓄えた梅干し、みそなどがなくなり、
庭木、草、茎、根、全て食べつくすと、
松の木に手を伸ばしたのです。

お城の美観も兼ねて植えられた松の木の、
あまり知られていない意外な一面でした。

 


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