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兵隊さんと正露丸

※更新遅くなって申し訳ございません。12月8日分のブログ内容です。

12月8日、今日の京都市左京区は曇り時々雨。

各地で雪が降っているのに、こちらで降るのは雨か、なんて思っていたら、
比叡山が白くなっていて驚きました。

降っていたんですね、雪。

 

室内は、たまに換気をしたくなるほどにポカポカ。

 

なのに、来る人来る人、寒い寒いと連呼。

 

いやいや、ロシアの方が寒かろう。

 

頭の回路というのは不思議なもので、

 

寒い→ロシア→正露丸

 

という扉が開いたので、正露丸の話を少しばかり・・・。

 

子供の頃、お腹が痛くなるたびに、「ダラスケ飲んどき」と、
黒い小さめの粒が10粒も入れられた薬瓶の蓋をおばあちゃんに渡されていました。

その薬はとても苦く、小さめの粒とはいえ10粒も飲まなければいけなかったのがイヤでした。

ずーっとダラスケだと思っていた正式名称は
「陀羅尼助(だらにすけ)」だったのですが、

おばあちゃんが「陀羅尼助派」だったようで、
結局私はこの歳まで「正露丸」というシロモノを飲んだことがありません。

 

苦いそうですね。(>人<;)

 

そんな「正露丸」、もともとは「征露丸」と書いていたのは御存知ですか?

 

読んで字の如く、

「日本から遠く離れた大陸でも体調を壊さず、ロシアを征服できる薬」
ということで、

日露戦争時に日本軍で製造され、陸海軍に配布された缶入りの薬だったのです。

 

外地での戦争では、衛生管理が悪く、

戦闘よりも病気で死亡する人の数が多かったので、
軍人全員に征露丸の服用を命じた、という記録も残っているそうです。

 

そして、正露丸といえば、ラッパ。

 

テレビのコマーシャル、

「ラッパのマークの正露丸♪」というフレーズと、

パッパラパッパ パッパラパッパ パーパラッパ パッパッパー

というメロディが、頭にこびりついているのですが、

 

あのラッパは、
軍隊の「信号ラッパ」の「食事ラッパ」そのままのメロディなのだそうで、

 

「ラッパのマーク」になったのは、

日露戦争で戦死した兵隊(木口小平)が、
敵の銃弾を何発受けても、
死ぬまで進軍ラッパを吹き続けたというエピソードがあり、

それが受け継がれているという言い伝えがあります。

 

そんな「征露丸」は、


第二次世界大戦後、敗戦国となった日本において、
連合国側の当時のソビエトに対して、
ロシアを征するという意味の「征露丸」は好ましくないとのことから
「正」の字に直されたのだそうです。

 

実際の効果がどうであれ、

一粒でニワトリ一羽と交換したとか、

お守りのためフンドシの中に入れておいた、

などという話も聞かれるほどで、


当時の兵隊さんには、さぞかし心強いお薬だったんでしょうね。

 

今は、
寄生虫アニサキス症に対する効果も解明され
3年前に特許を取得したばかりだそうで、
こちらも心強い限りです。

 

ちょっと長くなりましたが、

正露丸への扉が開いてしまったので、

今日は正露丸のお話を少しばかり・・・でした。

 


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