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王子とツバメの物語|『幸福の王子』

 


5月13日、今日の京都市左京区は曇り。

ずーっと曇っていたので、時間の感覚があんまりなくって、
その上ずーっと室内にいたので、あれよあれよというまに時間が過ぎ去り、
あっというまに1日が終わってしまいました。

 


今日は外に出なかったから見てないけど、昨日のツバメのヒナたちは少し大きくなったかな?

1日じゃ、そんなに変わらないかな?

 


私の場合、
「ツバメって渡り鳥なんだよなぁー」と思うのは、
普段見かけないツバメを見るようになるからではなく、

子供の頃に読んだ「幸福の王子」の絵本の絵が印象的だったからです。

 


『むかしフランスのある地方に「幸福な王子」と呼ばれる美しい王子がいました 。

ところが突然王子は亡くなってしまい、 国民は王子の銅像を町にたてました。

ある日エジプトへ渡る途中にやってきたツバメに、王子は一晩だけ手伝いを頼みました。

王子の頼みで、剣についていたルビーを貧しいお針子に・・・
そして病気の息子を 翼であおいであげました。

次に王子の眼の宝石を抜いて・・
一つは貧乏な作曲家へ

「サファイヤだ!これで食べ物が買えるぞ」

もう一つは、こごえるマッチ売りの少女へ

「これでお父さんにぶたれずにすむわ」

秋が深まってもツバメは王子といっしょでした。

そして両目を失ってしまった王子にツバメは・・

一晩中肩に止まり、エジプトのスフィンクスの周りを7周もしたとか

ピラミッドのベッドの話などいろいろな国の話をしつづけました 。

「まだまだ飢えた子どもがたくさんいる。こんどは私の金箔をはがして配りなさい」

そしてとうとううす汚れた灰色の王子に
なってしまいました。

冬が訪れ雪が降り出しました。

ツバメは王子に別れを告げると足元に 落ちて死んでしまい、
その時王子の心臓もはじけてしまいました。

一夜明けるとクリスマス!

子どもたちは元気になりました。

「こんな汚いものはとっとととりのぞけ!」

大臣は代わりに自分の銅像
作らせることにしました。

王子の鉛の心臓はツバメとともに
ごみ捨て場に捨てられました。

『あの町でもっとも尊いものを
2つ持ってきなさい』
と神様に言われた天使たちは、
ごみ捨て場から”鉛の心臓”と
”ツバメの死骸”を持ち天に向かいました。

ふたりは天国で「永遠の命」をさずかり
天国の門を守りながら幸福に暮らしました 。』

 


ボロボロになった王子の銅像と、
その足元に横たわる衰弱したツバメの絵が幼い私の胸をえぐりました。

 


当時は、ただかわいそうとかやさしいとか思っていたと思うのですが、

今読み返してみると、色々なことを考えさせられる、とても切ないお話です。

 

 


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